FIND SOPHIA

カテゴリーで探す

コンテンツ名で探す

Sophia Topics

上智学生記者クラブ通信

#354 国際交流の迷子にこそ、開かれるべき門がある。
完璧を求めない勇気をくれる、国際交流スペース「SSIC」に潜入してきました。

2026.04.03

「キャンパスの中に、ふらっと立ち寄れるお気に入りの場所はありますか?」

この記事は、私たち「つかさ」と「ほのか」の2人で共同執筆しました。今回ご紹介するのは、学内の多様な交流拠点であるSSICです。
実はSSIC、これまではイベント時以外は閉まっていることが多かったのですが、昨年12月からは運営形態を一新。より日常的に、誰でも気軽に利用できる空間へと生まれ変わりました。
新しくなったSSICの魅力を、取材も合わせ2人の視点から、それぞれのパートに分けてお届けします。

1.導入:SSICって何?

「上智大学=国際性が高い」というイメージ、ありますよね。でも、実際にキャンパスを歩いていて「あれ、私の国際交流どこ行った?」と迷子になっている人も多いはず。そんな国際交流の迷子、stray sheep たちのための駆け込み寺……ならぬ、大学公認の友達んち(アジト)が、11号館にあるSSIC(Sophia Student Integration Commons)です。

国際交流と聞くと、ネイティブ顔負けの英語で議論しなきゃいけない……なんて身構えていませんか?  SSICはそんなギスギスした場所ではありません。学生センターの(取材時点)三谷さん曰く、目指しているのは「公民館や児童館のような、いい意味でのごちゃごちゃ感」。
お昼ご飯を食べに来るだけでも、誰かが置いた謎の海外土産を眺めるだけでもOK。「意識高い系」の壁を取り払い、誰もがフラッと立ち寄れる「キャンパスの縁側」。それがSSICの正体です。

SSICといえばこの大きなソフィアンくん! 

2. 職員インタビュー

SSICの魅力を深掘りするべく、学生センターの3名の職員さんにインタビューを行いました。ここからはその様子をお届けします!

――まずは、SSIC設立の目的を教えてください。

(三谷さん)もともとは2017年、国の「スーパーグローバル大学創生事業」の一環で誕生しました。簡単に言うと、学生同士が交流するための場所です。当初は「交流・休憩・相談」という3つの役割がありましたが、現在は休憩や相談は他の施設でもできるようになったため、SSICは「交流」にフルスイングしています。

実は、コロナ禍で活動が制限されていた時期もあったのですが、2025年から「本来やりたかったことを全部やろう!」と新規巻き直しを図りました。2026年秋には、より華やかで使い勝手のいい空間にしたいと計画しています。

――具体的に、学生にはどう使ってほしいですか?

(三谷さん)理想は「友達んち」ですね。仲良しグループの中に、なぜかいつも溜まり場になる「アジト」みたいな家があるじゃないですか。ゲームがあったり、座り心地のいいクッションがあったり……。あんな風に、ふらっとお昼を食べに来るだけでもいいんです。

(岡田さん)大学側が何かを一方的に提供するというより、利用する学生やスタッフの「これをやりたい!」という声に合わせて、形を変えていく場所にしたいですね。

(早坂さん)本当に、気軽に立ち寄ってもらいたいです。

――この場所を通じて、学生にどう変わってほしいですか?

(三谷さん)「上智に入ったからには国際交流したい!」と思っていても、英語が堪能な集団やキラキラしたサークルを前に、「自分はそっち側じゃないかも……」と引け目を感じてしまう子って実は多い気がします。

だからこそ、SSICは「敷居の低い国際交流」を目指します。UNOをやりに行く、お茶を飲みに行く、そんな一歩から始めてほしい。ここを「一歩踏み出すための踏み台」にして、自信がついたら留学やサークルへ羽ばたいてくれたら最高です! 

――これからの予定や、挑戦したいことを教えてください。

(三谷さん)「場所・イベント・学外ツアー」の3段構えで進めます。場所としては、ボードゲームや本を充実させて、公民館や児童館のような「行けば誰かいる」状態にします。
イベントは月1回、できれば週1回のペースで開催したいですね。コーヒーで世界一周体験をしたり、言語を教え合ったり。学外ツアーも引き続き、能登や長崎などへどんどん飛び出します。

(早坂さん)個人的には、もっと小さな「来週UNO大会やろうぜ!」くらいのノリのイベントが、自然に生まれるような雰囲気になれば嬉しいです。

――この記事を読んでいる新入生へ、一言お願いします!

(三谷さん)大学のプログラムだけど、職員が見守る「安心・安全な場所」です。怖いことは一切ないので、世界を広げる入り口として使ってください。

(岡田さん)上智には色々な仕組みがありますが、せっかくなら使い倒してください! 国際交流だけでなく、ツアーを通じて新しい興味(平和学習や宗教など)の扉が開くこともあります。

(早坂さん)ちなみに、なぜかイベントに来てくれるのは女子が多いんですよね(笑)。男子諸君も、ぜひ勇気を出して遊びに来てください!

インタビューの様子

3.未体験記者からの視点

正直これまで、私(つかさ)はSSICの存在について、SSIC前のソフィアンくんのパネルでしか認識していませんでした。11号館まで少し距離があり、中を覗いても「もうコミュニティができあがっているんじゃないか」という、特有の入りにくさがあるのではないかと思っていました。しかし、今回お話を聞いて、そのイメージはかなり変わりました。インタビューを通じて、運営スタッフの皆さんの「ゆるさへの本気度」を感じました。

「UNOをやりに行くだけでもいい」
「混雑する食堂を避けて、お昼ご飯を食べに来るだけでもいい」
「友達の家のアジトみたいに使ってほしい」

これ、かなりハードルが低くないでしょうか?
このほかにも、国際交流のウォーミングアップとしてSSICで自信をつけてから、留学や本格的なプログラムへ羽ばたく。そんな「中継地点」としての使い方もできるかもしれません。

また、多くの学生が抱くであろう「英語ができないと居場所がないのでは?」という不安に対し、三谷さんは「入学時に意欲はあったのに、いつの間にか一歩引いてしまった学生にこそ来てほしい」と語ってくれました。

SSICの本棚

4. 終わりに

私(ほのか)は2025年度の秋学期にSSICでスタッフとして勤務をさせていただいたのですが、なかなかこの未知のスペースに訪れてくださる方がおらず、勤務時間はいつも寂しい思いをしていました……。受付に座ってスピーカーで音楽を流しながら、部屋の装飾を作ったり企画を考えたりしていたのですが、アルバイトを始めたときに思い描いていた賑やかな談笑は一向に聞こえてきません(笑)。
少しでも多くの方にこのスペースを知っていただき、活用していただきたいなと感じ、今回この記事を書くことに決めました。

ここまで記事を読んでくださった皆さんは、もうSSICの魅力に気付いてしまったと思います。2026年度の春学期は4月13日(月)からオープンします。授業期間中の11:30から16:30の間で解放されています!お昼を食べに来るだけでも、UNOをしに来るだけでも、あるいはスタッフに会いに来るだけでも(笑)。大歓迎です!気軽にSSICへ遊びにきてください!

SSICでお待ちしています!

SSICで開催されるイベントについての情報は、My SophiaやSSICスタッフのインスタグラムをチェックしてみてください!(スタッフインスタグラム→@ssicstaff) インタビューに快く応じてくださった学生センター職員の三谷さん、岡田さん、早坂さんに心から感謝申し上げます。

つかさ
名前
つかさ
所属
経済学部経済学科
〇〇がすき!
ネコ
上智のいいところ
塵箱の数の多さ
ほのか
名前
ほのか(編集長)
所属
文学部英文学科
〇〇がすき!
洋画を観ること!
上智のいいところ
様々な国籍の人と知り合えるところ!