風鈴は夏だけのものだと思っていませんか?
手作りのものにはどんな思いが込められているでしょうか?
9月19日にピア・カフェ主催の「秋学期スタートアップフェス」の1イベントとして、SSICではZoomにて「風鈴絵付け体験」を開催しました。
講師をしてくださったのは、『篠原まるよし風鈴』の篠原正義さん。日本にたった2軒しかない江戸風鈴作りを継承している職人さんです。
篠原さんが絵付けのお手本を見せてくださった後、30名の学生が思い思いの絵を自由に風鈴に描きました。
描き方だけでなく、風水としての風鈴の話、絵を描くときにどんな思いを込めるか、(風鈴職人としてだけでなく)これから社会人として仕事をするときの心構えなどもお話してくださり、あっという間の90分。画面上に30個の個性的な風鈴が勢ぞろいしました。
今頃きっと、皆さんのオリジナル江戸風鈴が秋風に揺られ、素敵な音色を響かせていることでしょう。
参加者の声
「自分の創作物に気持ちを込めることの大切さを学びました。今回の絵付けだけでなく、これから提出する卒業論文も自分の気持ちを精一杯込めようと思います。」
「素敵なイベントをありがとうございました。風鈴は夏だけのもの、と思っていましたが、これからは『幸せの風鈴』として年中楽しもうと思います。」
企画者memo
風鈴は単に音で涼をとるものというイメージでしたが、実は縁起物としての側面が強いことを知りました。四角い部屋に丸いものを飾ると気の巡りが良くなるとか、風鈴が割れてしまったとしてもそれは身代わりで割れたのであり、所有者を守っている等のいろいろな意味があることはとても興味深いです。
篠原さんは学生のリクエストの絵柄を何でもすいすい描き、その職人技術の高さにはただただ感心! 講演中の言葉の一つ一つがどれも前向きで、風鈴の絵付け技術だけではなく、職人としての篠原さんの生き方からも学ぶことの多いイベントでした。
今後も体験型のイベントを随時開催します。SSICの情報はLoyola、TwitterともちろんFIND SOPHIAで!