2022.06.30
2022.06.30
2日目も快晴に恵まれ青空の下、まずは広島護国神社と広島城へ。
広島護国神社には鯉の像や鯉の御守、鯉の絵馬などがありまさに広島!というご当地気分を味わいました。大吉も出て気分も上がったところでいよいよ広島学院へ。今回は広島学院の文化祭にお邪魔しました。
男子校をはじめて見る学生や、文化祭自体自分の国に無い学生は興味津々。広島学院の出し物も工夫が凝らされており、引率者もワクワクしながら見学しました。
また広島学院の「スーパー用務員さん」として有名なロサドさんにお会いすることも今回の研修の一つの目的でした。ロサドさんはスペイン出身のカトリックのブラザーです。もう50年以上も広島学院の学生が使うハンガー、教室の教卓、本棚等ありとあらゆるものを作っていらっしゃいます。この日はクリスマス用の厩小屋を見せていただきました。
広島学院を後にし、平和記念資料館へ。資料館では被爆証言伝承講話を聴講しました。講師は森川伸子さん。お母様の被爆体験を英語で伝承されています。森川さんからは「上智大学にはいろいろな国からの留学生がいるでしょう。帰ったら私の話を皆に伝えてほしい」というメッセージがありました。ノーモア、ヒロシマという言葉を皆噛みしめます。
「広島学院の生徒さん方が皆揃って広島で最も好きな場所は学院だとおっしゃっていたことが印象的でした。そのような場所に中高生のうちから出会えたことは、今後の人生の選択の中で大きな糧になるでしょう。また文化祭では、みなさんが学年を超えて一生懸命努力し一団となっているということがわかりました。個人によって考え方は異なると思いますが、それらの差異を超えて全ての生徒様が文化祭のため、時間に余裕がある際に演奏曲を増やすなど、柔軟に対応しているのをみて、同じ目標を共有できることの素晴らしさを実感できました。とても楽しかったです」
”I wanted to take a moment to express my heartfelt admiration for your outstanding leadership skills and the remarkable unity you displayed, especially working together in organizing the festival. Your ability to work together and your dedication to helping others are truly inspiring. Please continue your fantastic work, as your actions undoubtedly serve as a wellspring of motivation for others. I wish you all the best and hope that you will persist in your efforts to make a difference, even in the smallest of ways, through your dedication and teamwork”
「最も印象に残っているのは、『他者のために、他者とともに』を言葉だけでなく実際に行動で表している点でした。私たちのために英語を使ってみなさんが協力しあったおかげで、広島学院という学校を知れ、文化祭や皆さんとの交流を楽しむことができました。それに加え、強い印象に残っているのはバンドのライブを体育館で見た際のことです。席がすでに埋まっていて、立ち見をしようと思っていたら、何人もの学生がすぐに席を譲ってくれました。私たちだけではなく、他のお客さんにも率先して譲り、他者を気遣う行動を自然にできる皆さんの姿に感銘を受けました。ロサドさんも、学院のためにものを作ることで『他者のために、他者とともに』を体現しているように思いました。『他者のために、他者とともに』は大切な考えであると誰もが思いつつも、つい自分を優先してしまいがちです。広島学院のこの目標を自然と体現する風土から、大学生である私たちも学ぶことができました」
今回の広島研修記事は3本立てです。最終日のレポートに続きます。
2022.06.30
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2024.07.17
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