プロジェクトチームメンバーに応募した学生によって活動している2021年度の「南三陸町×上智大学リモートプロジェクト」。今回は南三陸町の“缶詰”に焦点を当て、「食」をテーマにした企画を実施しました。
魚市場キッチン缶詰 de “美味しく”防災
上智大学南三陸プロジェクトチーム2021は、12月18日(土)に「南三陸町×上智大学リモートプロジェクト第2弾『魚市場キッチン缶詰 de “美味しく”防災』」を開催しました。
震災を契機として設立された南三陸町の「魚市場キッチン」では、地元志津川の新鮮な食材を活かしてタコや牡蠣の缶詰が製造されています。イベントでは、その製造に携わる“おふくろの味研究会”の佐藤香代子さんを講師にお迎えし、防災意識から缶詰の使い方に至るまで、たくさんのお話をして頂きました。
イベント後半では「缶詰の美味しい食べ方講座」と題して佐藤さんから“タコのアヒージョのリゾット”を、そしてプロジェクトチーム側から“牡蠣のアヒージョのオイル鍋”の作り方を皆さんに紹介しました。
参加者の声
「『避難所で食べた缶詰が美味しかった』という一言が缶詰を作るきっかけになったことや、企業の後援があったこと、缶詰ができるまでの背景を知れてよかったです」
「災害時の缶詰の活躍について初めて知り、備蓄品としての可能性を再認識しました」
「缶詰は備蓄食品のイメージが強かったので、普段の少しおしゃれなご飯にもなることが印象的で、おしゃれな缶詰に興味を持ちました」
企画者memo
本イベントは、テーマ設定や当日の進行を通して、“楽しく”、“美味しく”備蓄品や防災について考えることを目標としました。紹介動画の放映やZoom機能を利用してのクイズも挟みながらの1時間でしたが、何よりも印象的だったのは佐藤さんのパワフルさと、人を魅了するお人柄だったのではないかと思います。
備蓄品としてだけでなく、普段の食の味方にもなる缶詰のポテンシャルは図り知れません。
この機会に、南三陸の漁業や缶詰の役割についても注目してみてはいかがでしょうか?
上智大学南三陸プロジェクトチーム2021では今後もイベントを企画中です。
ぜひ今後のイベントもお楽しみに! 皆さんのご参加をお待ちしています。