2022年6月16日、ボランティア・ビューローでは麹町警察署のご協力のもと、サイバー防犯ボランティア「ステップアップ研修会」を実施しました。この研修会は、4月に麹町警察署より委嘱を受けたサイバー防犯ボランティアの学生が、サイバー犯罪やフィッシング詐欺の被害に遭うことの多い高齢の方々のサポートを行っていくための第一歩として企画されたものです。
その日の様子を、ボランティアぷらっとほーむ※のメンバーが以下のとおり、取材してくれました。
※ボランティアぷらっとほーむは、ボランティア・ビューローとともに、上智大生のボランティア活動の活性化を目指す学生の有志団体で、現在4名で活動しています。
上智大学を含む千代田区内の3大学から8名の学生が参加しました。スマホやタブレット端末が普及したことなどが要因となり、サイバー犯罪やフィッシング詐欺は現在急増しています。この日の研修会では、詐欺の仕組みや対策方法について学習し、その理解を深めることができました。
これらの犯罪はインターネット上で行われるため、目に見えず、被害自体が気付かれにくいことが問題の一つにあるそうです。そのためには、対策を怠らないことが大切です。特に、フィッシング詐欺に関しては、詐欺の手口を理解し、個人情報や金銭の要求をされても詐欺を疑えるようになることが大事であるということを学びました。
さらに、災害時におけるライトの効率的な使い方など、災害の対策についても教えていただきました。
麹町警察署の方の講義の後、濱田和史さん(法律学科2年)がボランティア学生の代表として、高齢者の方に向けた研修の模擬プレゼンテーションを行いました。サイバー犯罪についての個人的なエピソードを交えながら、即興とは思えない素晴らしいプレゼンテーションでした。
その後、学生から活発な質疑応答や意見交換がありました。
サイバー防犯に関する知識は、家庭内や身近な方々と共有しながら高めていくことが大切です。今後は、そのようなポイントも、サイバー防犯ボランティアとして周知していく予定だそうです。
サイバー犯罪やセキュリティーに関する情報は、警視庁のウェブサイト(情報セキュリティー広場)やTwitter(警視庁サイバーセキュリティー対策本部 @MPD_cybersec)、YouTubeチャンネル(警視庁公式チャンネル)からご覧になることができます。
この記事をお読みの皆さんも、是非ご活用ください。
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