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Volunteer

上智とボランティア

春学期 手話講座を開催しました

2022.10.19

今年も、聴覚に障がいのある方への理解を深めながら、新しい言語としての手話を学べる手話講座を開催しました。

手話講座ご担当 五十嵐郁子先生 ※撮影のためマスクを外しています

ボランティア・ビューローでは、2022年9月15日~16日に手話講座を開催しました。
今年は3年ぶりに対面での講座開講となりました。
手話講座では、五十嵐郁子先生による、実践的な手話を2日間にわたり学びました。
挨拶、感情表現、カフェでの注文のやり取り、数字の表し方、緊急時・災害時に使える表現など日常で使える手話の他、時事用語についても学びました。単語のレクチャーのみならず、その手話の成り立ちや似た表現の手話なども丁寧に教えていただき、より学びを深めることができました。

宇田川芳江先生


また、講演では宇田川芳江先生(特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会事務局長)をお招きし、「耳が聞こえないってどんなこと?」と題してお話しいただきました。難聴の方の困りごとや嬉しかったこと、“聞こえ”についてなど、先生ご自身の体験をふまえながらとても分かりやすく解説してくださり、参加者は真剣な眼差しで聞き入っていました。

【参加者の声】

・とても分かりやすく、かつ取り組みやすかったです。言葉のもとの意味を教えてくださったことで覚えやすかったです。最後に自分の名前を手話でどう表すか教えて下ったのが嬉しかったです。あくまで手話は言語であり、変化もするし各国場所によって異なるということが分かり理解が深まりました。今回は2日間と短い間でしたが、教わったことは忘れないで、手話を使う方と会った際に会話できるようにしていたいと思います。

・聴覚に障害のある方が日常生活においてどんなことに不便を感じているのか、ほんの一部ではあると思いますが知ることができ、とても良い機会になりました。先生の学生時代のお話は、聞こえることが当たり前になっていた私にとって、はっとされられることが多くすごく心に残りました。耳が聞こえない、聞こえにくいという方への理解が自分はまだまだ不十分だったと気付きました。これを機に自分の意識や行動を少しずつでも変えていこうと思います。