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Volunteer

上智とボランティア

防災WEEK 2023開催報告

2023.11.03

毎年学内で防災WEEKを実施してくれている課外活動団体「ソフィアボランティアネットワーク(SVN)」代表の高橋さんに今年の防災WEEKについてレポートしていただきました。

2023年10月16日から20日の5日間、四谷キャンパスにて「防災WEEK2023」が開催されました。天気にも恵まれ、多くの方々にご参加いただきました。本稿では、実施した5企画について報告します。

VR災害体験

初日の16日は、東京消防庁麹町消防署のご協力で、VR災害体験を実施しました。参加者には、地震、大雨の2災害をVR体験してもらいました。最新技術を駆使したVR車では、水しぶきや、揺れ、風などを通して災害の発生を疑似体験することができました。内容もストーリー仕立てになっており、災害時における適切な行動や、災害に対する備えを学ぶ貴重な機会になったと思います。

地震体験

2日目の17日は、千代田区のご協力により、地震体験を実施しました。参加者には、最大震度7までの地震を体験してもらいました。2度にわたり震度7を体感し、1度目は出来る限り何にもつかまらず、2度目は机につかまって体感しました。震度7は立っていられないほどの強さでした。地震の2次災害を防ぐため、家具の耐震補強などの大切さを痛感してもらえたかと思います。

利き保存食

3日目の18日には、9号館アクティブコモンズにて、SVNオリジナル企画「利き保存食」を行いました。参加者には、ビスコ、パン、白米の3種類の保存食と通常食品を食べ比べてもらいました。ビスコ、白米は5年、パンは3年の常温保存が可能なものを使用しました。多くの参加者に保存食の意外な美味しさを知ってもらえたと思います。災害時に向けては、最低でも3日分、できれば7日分の食料の備蓄が推奨されています(農林水産省)。今回の体験が食料の備蓄のきっかけになれば幸いです。

煙ハウス

4日目の19日には、初日に引き続き麹町消防署のご協力により、煙体験を実施しました。火災発生時は、煙によって一酸化炭素中毒を起こしたり、視界が遮られ、パニックを起こしたりすることがあります。火災時の移動には、姿勢を低くして煙を吸わないように意識する必要があります。消防署の方の指導により、適切な行動を学ぶ貴重な機会になったと思います。

消火器使用体験

最終日の20日は、消火器使用体験を実施しました。この日も麹町消防署にご協力いただきました。参加者には、消火器を使用した初期消火の方法を実践を通して学んでもらいました。強風により訓練内容を簡略化しましたが、ソフィアンくんの出動もあり、多くの方々に参加してもらうことができました。

5日間を通して

長いイベントでしたが、5日間を通して多くの方々に防災を意識してもらい、災害時の適切な行動を学んでいただけたかと思います。また、本イベントを運営させていただいた我々自身も、組織運営や企画の難しさ、全日程をやり切った達成感を感じることができました。協力してくださった麹町消防署、千代田区役所、そして、ボランティア・ビューローの皆さんには、改めて感謝申し上げます。


本イベントから得た達成感や、反省を胸に、SVNは今後も災害ボランティアとしての活動を続けていきます。

担当者memo

日本は災害が多い国で、防災は私たち全員に身近なテーマですね。今回の防災WEEKをきっかけに防災への意識が高まったり、行動を起こしたりしましたか。もし今回体験できなかった方やより防災について考えたい方は、池袋・立川・本所にある防災館へ行くことをおすすめします。

https://tokyo-bskan.jp/