2024.11.05
2024.11.05
先の報道にもあるとおり、元旦に石川県能登半島で発生した「令和6年能登半島地震」は地域に甚大な被害をもたらしました。災害復興支援のボランティアに参加した吉田拓人さん(新聞学科2年)の報告をご紹介します。
2024年3月18日から19日の2日間にわたり、私は石川県の鳳珠郡能登町で能登町社会福祉協義会災害ボランティアセンターにて災害ボランティアに参加しました。
ボランティア終了後はすぐにバスに乗車し、宿泊所まで戻りました。夕食は配給されたお弁当を宿泊所で食べました。
各自で持ってきた朝食を食べ、午前8時半に宿泊所の入り口に集まり、そこからボランティア専用バスに乗車し、前日とは別のボランティアセンターに移動しました。
ボランティア終了後はすぐにバスに乗車し、配給されたお弁当を食べました。途中宿泊所に置いてあった各自の荷物をバスに積み込み、金沢駅に向かいました。
今回のボランティアで、私は非常に貴重な経験をさせてもらいました。「普通の日常が過ごせること」へのありがたさを再認識させられ、「助け合い精神」の美しさを実感しました。今まで過ごしてきた人生で最も価値観が変わったといっても過言ではありません。私は今回初めて災害ボランティアに参加し、参加以前は力になれるか正直不安でしたが、結果、そのような事を心配する必要は一切なかったと今になって思います。被災地で貢献する事ができない人は一人もいません。
被災地の課題も浮き彫りになったと感じました。被災者の多くは高齢者で自身で災害によって生じた廃棄物を片付けることが困難であると実感しました。今回訪問させてもらった3件のお宅の居住者は全員65歳以上の方でした。これは今回のボランティアに参加した方々にも言えることですが、力作業が必要な災害廃棄物の処分作業を行なっているほとんどの方は高齢者だったのです。これにより、かなり重いタンスなど大型家具を運べる人は限られており、若い人の力の必要性を感じました。事実、私が参加したボランティアのグループには学生が全体人数の10分の1ほどと非常に少なかったです。学生はもっと被災地に興味を持ち、ボランティアに参加するべきだと感じました。そのためにはもっと、被災地支援の必要性を多くの人に認知してもらい、「気軽」にボランティアに参加できることを知ってもらうことが重要だと思いました。
※上智大学では学生の皆さんの災害復興支援活動への交通費補助を行っています。詳細はLoyola掲示板をご覧ください。
2024.11.05
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