2022.07.29
2022.07.29
大学の中と外で、いまおきているあれこれを紹介する「上智のいまを発見」。今回は、課外活動団体のSophia Racingが普段の活動について記事を寄稿してくれました。
夏期休業も終わりいよいよ10月である。スポーツの秋、読書の秋、なんとかの秋とはよく言ったものではあるが秋といえばやはり食欲の秋、とはいかないのが筆者である。夏バテで食欲をなくし早2ヶ月、最近はあらゆる服のウエストが合わなくなってしまった。購入時の高揚感とは一転鏡の前で暗雲垂れ込める顔つきの私、これぞドーハの悲劇……は大袈裟か。奇しくも現在首都をドーハに置くカタールでF1グランプリが開催されている。各社の技術の結晶を抱えて疾走する車、湧き上がる歓声、ドライバー達のチームワーク。どこを切り取っても魅了させてくる非常に憎いスポーツである。夜な夜な明日1限あるのに〜と葛藤しながらlive視聴をしているそこのフォーミュラファンの皆様並びにそうではない皆様、ずばり(前置きが寿限無よりも長くなってしまったが)学生フォーミュラをやってみないか。
申し遅れたが、我々Sophia Racingは学生フォーミュラ大会に向けて日々試行錯誤しつつも設計・解析・制作に励んでいる大学公認サークルである。では学生フォーミュラとは何ぞや。簡潔に言えば自動車技術及び自動車産業の発展や振興に資する人材を育成することを目的に、学生が設計から制作まで一貫して担い、その技術力を競う大会である。例によって怒涛の制作スケジュールと数え切れない徹夜を経て迎えた2023日本大会にて、我がチームはベストコンポジット賞2位とベストエアロダイナミクス特別賞3位を頂くことができた。ありがたや。しかしここで満足してはいられない。既に2024シーズンは動き出しているのである。
このサークル活動を通して学べることはさまざまで、ここに集う学徒の興味や専門分野もまた然りである。それもそのはず我々の活動は多岐に渡る為、各人が強みを活かせる場面が数え切れないほどあるのである(例えそれが部室の冷蔵庫の掃除だったとしてもアーク溶接だったとしても)。
我々のチームはパワートレイン班、シャシー班、エアロダイナミクス班、企画班の4つから構成されている。ありきたりな台詞ではあるが正に適材適所、それぞれ大まかな仕事内容が決まっており、さらに班内部で適当な仕事が個人に割り振られる。文系の僕にもできるだろうか? そう思っているあなた、全くもって問題はない。スポンサー企業とのやりとりや経理などの高等数学を必要としない業務もあるし、設計・制作を希望するのであれば上級生が一から指導する。いくら理系でもはじめから全てを完璧に理解している人は(少なくとも我がチーム創設以来)いない。1年生ではない僕が始めるにはもう遅いだろうか? そんなことは決してない。高学年ながら1年目のメンバーもいる。It’s never too late. 負い目なく挑戦してもらう場を提供する準備は整っている。もしあなたがメンバーになった暁には夏場のエアコンが効きすぎた6号館よりも暖かな雰囲気の中過ごすことができるだろう。We want you. (Like we really do.)
今シーズンはまだ始まったばかりである。少しでも学生フォーミュラやSophia Racingに興味を持ち始めたあなた、我々は両目両腕両脚を広げて歓迎する。充実した1年を過ごせること間違いなし。見学は随時受け付けているのでInstagramかXにメッセージ頂くか、部室のドアに木簡を貼り付けて頂ければ幸いである (使用言語は問わないがモールス信号は丁重にご遠慮願いたい)。
一からレースカーを設計、製作をするとはすごいですね! Sophia Racingが活躍するレースを見てみたいです。
「上智のいまを発見」では学生の活躍、耳寄り情報、先生によるコラム、先輩紹介など、大学の中と外でおきているあれこれを特集しています。取り上げてほしい人や話題など、みなさんからの情報も募集中。情報提供は findsophia-co(at)sophia.ac.jpまで。記事形式、ビデオ、写真、アイディアなど形式は問いません。どうぞ自由な発想でお送りください。*残念ながらすべての応募情報にお答えすることはできません。採用させていただく場合のみご連絡をいたします。
それでは次回の発見もお楽しみに。
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