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上智学生記者クラブ通信

#352 学びも美味しいものもたくさん!
~実践型プログラム「日本のなかの多様性」~

2026.03.06

こんにちは! 地球環境法学科のもっちーです。

春休みも折り返しを過ぎましたね! 皆様いかがお過ごしでしょうか? バイトばかりをしていた夏休みの反省を踏まえて冬休みは有意義なものにしようと決心し、2月中は舞台鑑賞をしたり、ずっと行きたかった京都で2泊3日の1人旅をしたりしていました。なんとなく意外とバタバタしていた2月ですが、私のメインイベントは実践型プログラムへの参加でした!

今回は、私が参加した実践型プログラム「日本のなかの多様性」の様子について紹介していきます。

ブラジルやスペインの伝統的なスイーツ “pudim de leite”(手前) と “arroz doce”(奥)

1. 実践型プログラム「日本のなかの多様性」とは?

日本に所在する多様性を有するコミュニティに注目し、毎年テーマを設定しながら実施する国内型の実践型プログラムです。今年のテーマである「日本のなかのラテンアメリカ」に基づいて、事前講義神奈川県秦野市群馬県大泉町および太田市でのフィールドワーク事後講義が行われました。

私がこのプログラムに参加しようと思ったきっかけは、留学生と交流した際に抱いた興味と疑問です。私は第2外国語でイスパニア語をとっていて、授業の中でラテンアメリカ出身の留学生と交流する機会が多く、彼らの文化的な背景についてより深く知りたいという気持ちが芽生えました。また、留学生の日本語クラスのサポーターをした際に、留学生と日本語でコミュニケーションを上手くとることができなかった経験から、どうしたら日本語を母語としない人たちと日本語でコミュニケーションをとれるようになるのかという疑問を持ちました。

2. 事前講義

事前講義では、日系ブラジル人社会の形成の出発点となった、日本人のブラジルへの集団移住から現代に至るまでの歴史、ブラジル人コミュニティの実状や日本における日本語を母語としない子どもへの支援の現状について、今回のプログラムを担当してくださっている3人の先生方からレクチャーを受けました。

3. 神奈川県秦野市でのフィールドワーク

秦野市には外国籍の住民の方が多く、彼らが生活をしやすいように様々なサポートが用意されています。秦野市にキャンパスを持つ上智大学短期大学部では、秦野市教育委員会との連携をもとにカレッジフレンドという活動を行っています。今回のプログラムの秦野市でのフィールドワークとして毎週木曜日にカレッジフレンドの活動をしました。

以前、短期大学部の活動を紹介する記事でカレッジフレンドについても触れられているのでぜひこちらも参考にしてみてください!

#223 キャンパス探訪 秦野編 短期大学部の活動を紹介します | FIND SOPHIA

私が派遣された秦野市立大根小学校

私は秦野市立大根小学校に派遣され、主に2人の外国にルーツを持つ児童の支援にあたりました。

支援には2つの種類があります。

1つ目は入り込みといって児童が他の児童と一緒に授業を受けている教室に行って、一緒に授業を受けて様子を見ながら学習支援をするという方法です。

2つ目は国際教室という他の児童とは別の教室で、英語が話せる先生や日本語教育の免許を持っている先生と一緒に日本語などの授業や普段の授業のフォローなどを個別で行うという方法です。

日本語での授業に不安がある児童でも学校生活を送れるようこのような支援が用意されていることを初めて知り、これからこのような支援が全国的に広がっていけばいいなと思いました。

日本語でのコミュニケーションが難しい子とは英語で話したのですが、私の拙い英語でも一生懸命汲み取って、たくさんお話してくれたことがとても嬉しかったです!

5年ぶりの給食。とっても美味しかったです!!

1回目のカレッジフレンドの活動の後には短期大学部のキャンパスに移動し、秦野で生活するラテンアメリカから来日した方々との交流をしました。ブラジルやスペインの伝統料理を用意してくださっており、料理をいただきながら来日した理由や日本に来て困ったことなどをお話していただきました。

個人的には、ところどころスペイン語を聞き取れたり、スイーツを配ってくださっている方に「シナモンを少なめにしてください」ということを“Un poco de シナモン”※というとても拙いスペイン語を使って話したことが伝わっていたりしたことで、第2外国語での勉強が活きていることを実感し、すごく感動しました!! 
※本当はシナモンはスペイン語だとcanelaなのですが、当時その単語を知らなかったため、日本語のまま伝えてしまいました……

ラテンアメリカから来日した方々による講義

用意していただいた伝統料理

4. 大泉町と太田市でのフィールドワーク

1泊2日で、ブラジル人学校に訪れて生徒さんたちと交流したり、現地に住む日系3世の方のお話を聞くフィールドワークを行ったりしました。

大泉町や太田市は大規模なブラジル人コミュニティが形成されており、町のあらゆるところにポルトガル語で書かれた看板があったり、ブラジルの製品が置いてあるスーパーマーケットがあったりと、思わず日本にいることを忘れてしまいそうでした。

大泉町の街並み

このフィールドワークで印象的だったのは、ブラジル人学校の生徒さんたちのあたたかさです!

今回は2校訪れたのですが、どちらの生徒さんもとてもあたたかいおもてなしをしてくださいました。どちらの学校もダンスを披露していただいてから、私たちも見よう見まねで一緒に踊るという流れがあり、ブラジルのダンス文化は本当なんだなと再認識するとともに、ダンスがコミュニケーションの1つになっているのだと感じました!また、2日目に訪れたブラジル学校Escola Gente Miúdaで生徒さんたちといろいろなアクティビティをしました。日本でいう「爆弾ゲーム」や「椅子取りゲーム」を行い、細かなところは違えど、ほとんど同じゲームがそれぞれの国で浸透しているというのがとても面白いと思いました。

ブラジル風のバーベキューであるシュハスコを振舞っていただき、本当においしかったです!!

用意していただいたシュハスコ
ブラジル料理屋さんで食べた料理。ブラジル料理は基本的に量が多いです……(笑)。

5. 事後講義

プログラムの締めくくりとして、四谷キャンパスで事後講義が行われました。
フィールドワークで学んだことを踏まえ、それぞれでテーマを決めてグループプレゼンテーションをしました。

私たちは「外国にルーツを持つ子どもの教育~日本の公立小学校とブラジル人学校の比較から~」というテーマを設定し、秦野市でのカレッジフレンドでの活動やブラジル人学校に訪れて得た、外国にルーツを持つ子どもが公立学校で教育を受ける場合とブラジル人学校で教育を受ける場合のメリットとデメリットを比較しながら今後の展望について発表しました。

他のグループの発表を聞いていて、同じものを見ていても専攻や学科によって考え方や考察の仕方が違い、非常に興味深かったです。

6. まとめ

今回の実践型プログラムは、講義や文献を通して学ぶだけでなく、実際に現場に訪れコミュニケーションを取ったことでどこか他人事のように思えていた部分が自分事になる、とても貴重な機会でした。

また、私は普段、法学部の人としか関わる機会がないので、総合グローバル学部や経済学部、教育学科など学部を跨いでいろいろな学部学科の人たちと関わることができ、とてもいい刺激になりました!

今回紹介した「日本のなかの多様性」は国内型の実践型プログラムなのですが、以前国外型の実践型プログラムについて書いている記事があるので、国外型を検討している方はそちらも参考にしてみてください!

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もっちー
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もっちー
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法学部地球環境法学科
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