「キレイな景色!」「キャラかわいい!」「美味しそう!」12月中旬、2号館の壁の前で多くの上智生が足を止めました。視線の先にあるのは、色とりどりの写真。
2022年12月19日~12月23日、2号館1階エントランス壁面で「みりょくいっぱい!みんなでみよう!みなみさんりくPJT写真展」が開催されました。(主催は「南三陸プロジェクトチーム2022」、「上智大学ボランティア・ビューロー」)
「南三陸プロジェクトチーム2022」は、昨年10月に宮城県・南三陸町で現地研修を実施。2日間かけて震災時の被災状況や、溢れる自然の魅力を学びました。
【リンク】南三陸PJT2022 現地研修について
・「タイムトラベル~共に繋ごう、南三陸の過去と未来~」を開催しました/南三陸PJT2022 (1日目)」(https://findsophia.jp/volunteer/5492/)
・「タイムトラベル~共に繋ごう、南三陸の過去と未来~」を開催しました/南三陸PJT2022 (2日目)」(https://findsophia.jp/volunteer/5532/)
「自分たちが現地で知った南三陸町の魅力を、もっと多くの人に知らせたい!」―研修終了後、多くの参加者から声が上がりました。そこで学生が1から企画を模索。自分達が学びを振り返る「事後研修」として、そして多くの人が南三陸町を知る「きっかけ」として、写真展を実施することになりました。
写真展は、「過去」と「未来」の2つのゾーンで構成されています。「過去」ゾーンでは、「まちあるき語り部」や現地高校生とのワークショップなど、震災に関する写真を展示しました。東日本大震災による、南三陸町の死者・行方不明者は800人以上。現地に今なお残る「傷跡」の写真が、震災の凄惨さを伝えました。
一方、「未来」ゾーンは、震災から立ち直り、たくましく生きる南三陸町の様子を表現。農業体験や「海から学ぶプログラム」の写真を中心に展示しました。東は太平洋、三方は山に囲まれている南三陸町。写真におさめられた、自然の鮮やかな原色と、参加者の笑顔が印象的でした。
また、壁の端には「南三陸プロジェクト2022」のオリジナルキャラクター「ウニ太郎」と「わかメェ~」がクリスマス仕様で登場。昼休みにはキャラクターのオリジナルステッカーを配布するイベントも実施されました。
写真を通して南三陸町の魅力を伝えた写真展。企画メンバーとして関わった文学研究科1年の狩野祐輝さんは、「人によって立ち止まる写真が違うのが印象的だった。写真を通して見た風景が皆さんの心の中に残り、ふとした機会で「南三陸町」を思い出してくれたら嬉しい。」と振り返りました。
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2022.03.18
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