皆さんこんにちは! あみこです。
今回のテーマは
新入生歓迎プログラム
……え、そんなのあったの? という方のために説明を。
このプログラムは、新型コロナウイルスの感染拡大で入学時に本来行われるはずだったイベントがなくなってしまったため、せめて四谷キャンパスでの直接の交流の機会をと企画された、対面のイベントです。対象は上智大学の学部新入生、編入生、学士入学生のうち希望者のみ。感染対策を十分に講じながら行われました。
というわけで今回はこのイベントについて、実際にこの企画に参加した1年生の声を紹介しつつ、それなりに詳しく説明していきたいと思います。協力してくださった1年生の皆さん、ありがとうございました!
イベントに参加した人もしていない人も、はたまた上級生の皆さんも、「あ、そうそうこんなだった」、「へえ、そんなだったのか」などなど、協力してくださった1年生のコメントとともにお楽しみください!
それではどうぞ!
プログラムについて
先ほども少し説明しましたが、今一度プログラムの概要です。
この企画は大きく分けて
- 全体集会
- 学科別集会(これ以前に交流・サポートプログラムがオンラインで開催されていた一部の学科は実施なし)
- キャンパスツアー
の3つで構成されています。
このイベントは、上智の公式ホームページのほかInstagramなどの公式アカウントからも紹介があり、私はそれで知りました。1年生に対してはLoyolaの掲示板で案内があったようで、これがあると知った1年生はこんな感想を持ったようです。
- いままで顔を合わせたことのない人と話す機会があると期待していました。
- 大学に入学してからキャンパスに行く機会がなかったため、このイベントがあると聞いたときはとても嬉しかったです。パンフレットやホームページで見ていた綺麗なキャンパスを見ることができるのを楽しみにしていました。また、オンラインで仲良くなった友達と初めての顔合わせだったので少し緊張しました。
- やっと友達に会うことができる喜びがとても大きかったです。同級生に会うということが全然できていなかったのでとても楽しみという気持ちがありました。
- 突然の開催に驚きながらも、「やっと学科の友だちと会える!」とワクワクした気持ちになりました。Zoom上で顔を見たことがあるとはいえ、やはり現実に会って話すということは大切だなと思っていたので、本当に嬉しく思いました。ただ、新入生歓迎プログラムの開催まで学科の友人と会ったことが一度も無かったので、短い時間でたくさんの友人と関われるかどうか少し不安でもありました。
- 今年度は健康診断の日にしか大学に行けないのではないかと思っていたため、行ける機会が増えてとても嬉しかったです。同級生のSNSを見ると、同級生同士で遊んでいる子もいたため、誰とも会ったことがない私は正直不安でもありました。しかし、やっと大学にいくことが出来ると考えるとワクワクしている気持ちの方が大きかったです。
期待半分、不安半分という感じでしょうか。
今回の新入生は、同級生と会ったり、キャンパスに入ったりといういつもなら入学してすぐ体験することを夏休みになって初めてするわけですから、例年よりも緊張と期待は大きかったことと思います。
全体集会
全体集会では、カトリック・イエズス会センター長による祝福と、学長・副学長による祝辞が行われました。
- 広いホールに入った瞬間に「これが大学か」と圧倒されました。
と言ってくれた1年生がいますが、確かにそうか! と逆に新鮮でした。確かに中高と比較すると慣れないかもしれないですね。
ちなみに
ちゃんとソーシャルディスタンスです。それにしても、先ほどの写真にも小さくうつっていましたが、ソフィアンくん大活躍ですね。
- 4月の入学式が中止になってしまい、入学当初はがっかりしていましたが、大きな講堂でたくさんの1年生と一緒に集会に参加することができたので、入学式に出ることができた感じがしました。ずっとパソコンの前で授業を受けていたので何となく大学生になったという感じでしたが、キャンパスで実際に集会に出て初めて上智大学の1年生であるという実感がわきました。ソフィアンくん可愛かったです。
- 真新しいソフィアタワーの1階で行われたので、高校とは違う雰囲気の中、自身が大学生であるという実感が湧きました。またソフィアンくんにも会えて、本当に入学したんだなとしみじみと思いました。入学式が中止になってしまった分、スタッフの方々や先生方が歓迎ムードを作って迎えてくださったのが嬉しかったです。
- 大学が新入生のために、様々なことを準備してくださったことが感じられました。学長の素晴らしいお話はもちろんですが、祈りを唱えたり、ソフィアンくんが登場したりと上智大学の雰囲気を掴んでもらおうと企画してくださったことが伝わりました。
と、言っている方も。ソフィアンくん、すごく喜んでいただけたみたいですね。
こんな状況でも新入生を歓迎する気持ちは一緒。スタッフの方々、先生方、そしてソフィアンくんや私たち上級生も、みんながみんな皆さんを歓迎していますよ!
さて一方で
- (参加する前は初対面の人と話せることを期待していたが)実際はZOOMでの授業で顔を知っていた人や高校や予備校等での知り合いが小さなグループを作っていて、全く知らない人と話すタイミングはあまりなかった。
という声も。確かにいきなり集まるとこうなってしまうのかも。これからもっと輪が広がっていくといいですね。
カトリック・イエズス会センター長による祝福
それでは、カトリック・イエズス会センター長による祝福についての1年生の感想を見てみましょう。
- 祝福の際に唱えた言葉のなかに受動的ではなく能動的になるようにと願っているという内容が含まれていたことがこの学校の方向性と一致していると思い、カトリックの教えがこの学校の基盤になっているのだと改めて実感しました。
- 神父様が上智大学では入学式で祈りを唱えることが伝統であり、上智大学の精神・ルーツと深くかかわりがあるとおっしゃっていました。祈りを捧げたり、神父様のお話を聞いたりして上智大学生であるということを実感し、また、「他者のために、他者とともに」という上智の精神を心にとめて、上智大学の学生として学んでいきたいと改めて感じることができました。 私自身、高校までカトリック系の学校に通っていてカトリックの精神を大切にするという環境になれていたので、平和の祈りを唱えたときは高校と似た環境であることに少しほっとしました。
- カトリック系の大学に入学したという実感が湧きました。
- 上智大学の特色であるカトリック式の祝福を受け、自分が上智大学の学生であるという自覚を持つことができました。神父さんの祝福の言葉は、厳かでキリスト教の教えを強く感じるものでした。小中高と仏教校に通学していたので、それとはまた違う新たな宗教に触れることができ、貴重な機会となりました。
- この雰囲気がやっぱり好きだ!! と感じました。集まった新入生全員で祈りを唱えた時、とても温かい気持ちになりました。
皆さんの感想を見ていると、やはり「カトリックの大学なんだ」「上智なんだ」という実感がわいた方が多いようですね。個人的なところで言うと、私はカトリックの学校出身なので、「やっぱり好き!」という感想には結構共感します(笑)。
例年は入学感謝のミサがあって、希望者はそれにあずかることができるのですが、こういう場で得られる「上智らしさ」「カトリック系大学らしさ」を、歓迎会に参加した人全員が感じられたというのはかえって良かったのではないかとすら思いました。
学長・副学長からの祝辞
続いて、学長、副学長の祝辞の感想です。
- 学長の祝辞の中の学生の主体性が求められているという言葉にはまさにその通りであると感じました。将来においても現状のように予測不能なこと、理不尽ともいえることは次々と起こるであろうとも思うため、今こそそのような将来に向けて主体性を持って行動していきたいと思いました。
- 多くの知識や経験を大学で身に着けるためには、自分の経験がいかに限られたものであるかを知ることが大切だというお話がとても印象に残っています。このお話を聞いて知らないことを恐れるのではなくそれを自覚してさらに知ろうとするために、専門以外の分野を学び視野を広げ、国際色豊かな上智大学の環境を生かして様々なことに挑戦したいと思いました。
- 学びというものがどういうものなのかということを考えさせられました。
- 副学長は、祝辞の中でイレギュラーな授業形態を受ける私たち新入生へのねぎらいを述べられ、言葉の端々から優しさや温かさを感じました。また上智大学の理念や目指す人物像をお話しされていて、これからの4年間の学びを無駄にしないよう身が引き締まる思いでした。
- 学長が、新入生を迎えることをとても楽しみにしていたことが伝わりました。新入生の気持ちに寄り添い、お話ししてくださったのが印象的でした。
1年生のフレッシュな意気込みが伝わってきますね!
学長・副学長からのお話を聞くというのは実はかなり貴重な機会。遅ればせながらでも直接声が聞けたのはやはり刺激的な体験となったのだろうと思います。
さてさて、こういった感想を聞いていると、「遠方にいるから参加できなかったけれど、どんな話だったのか気になる」「別に新入生ではないけど、初心に帰るためにも聞いてみたい!」なんて思う方もいるのではないでしょうか。
ご安心ください。全体集会にはアーカイブスがあります。誰でも視聴することができるようですので、興味のある方は是非、こちらのリンクからお好きな日程のものを見てみてくださいね。
学科別集会
全体集会の後は学科別集会、又はキャンパスツアーです。密にならないように、学科によってどちらが先かは違いますが、この記事では学科別集会から書いていきます。
学科別集会では、学科ごとに新入生を歓迎する企画が行われていたようです。先ほどちらっと書きましたが、学科によっては別日程でオンラインによる交流・サポートプログラムがあった学科ではキャンパスツアーのみ開催されました。
それでは早速学科別集会の感想です。一番印象に残ったことを聞いてみました。
- 学科集会において自己紹介の機会がありましたが、時間の関係上もあってほとんど名前と顔の一致をすることができなかったということが印象に残っています。
自己紹介を皆で行い、お互いに関して知ることができたことがとても嬉しかったです。
- 学科の先生方やヘルパーの先輩方の自己紹介です。なぜなら、これまでZoom上でしかお顔を拝見したことのなかった先生方やヘルパーの先輩方が、より身近に感じられたからです。学科の先生方や先輩方を把握することができ、安心しました。皆さん優しそうな方々ばかりでしたので、秋学期も色々ご相談できたらと思いました。
- 学科別集会では、学科の先生の紹介や神学部学生の会の先輩のお話などがありました。学科の先生の紹介では、とても笑顔で迎えてくださり緊張が解れました。また、憧れていた神学部の先輩方に実際に会うことができ、先輩方がとてもキラキラして見えたのと同時に、とても嬉しい気持ちでした。
自己紹介が印象に残ったと言っている人が多くて、実は私少し驚いたんです。でも確かに、今までオンラインでしか見たことがなかった人たちを直接把握できるというのは嬉しいですよね。
キャンパスツアー
さてさて、この記事もいよいよ大詰め、ここからはキャンパスツアーについてみていきましょう。
キャンパスツアーで回ったコースは
- 6号館
- 北門&12号館(外から)
- クルトゥルハイム聖堂(外から)
- 図書館1階&B1階
- ホフマンホール・保健センター(外から)
- 11号館教室・紀尾井坂ビル
- 10号館講堂
- 4号館4階・5階学生実験室(物質生命理工学科・機能創造理工学科のみ)
- アクティブ・コモンズ
- 第1体育場(外から)
- 1号館1階教室
- 2号館1階
- 2号館5階
- 2号館3階
- 正門・真田堀グラウンド(正門前から)
→解散
文字だと分かりにくいですかね。地図に書くと
こういう導線です。キャンパス全体をほぼほぼ網羅しています。
せっかくですので、キャンパスツアーについては一番印象に残った施設や場所、建物がどこか聞いてみました!
- 図書館
非常に規模の大きいもので、勉強をするうえでこの施設の使用が制限されていることを非常に残念に思ったため。
- 図書館
キャンパスツアーで一番印象に残った施設は図書館です。大学入学前にパンフレットで素敵な図書館の写真を見て、とてもあこがれていたので実際に図書館に入れてうれしかったです。次学校に通えるようになったら、図書館で本を借りたり自習したりしてみたいです。
先輩学生の方がキャンパスツアーを担当してくださいました。施設の紹介や食堂のおいしいメニューなど細かいところまでいろいろ教えてくださったので、今までよりもキャンパスライフが楽しみになりました。
- クルトゥルハイム
クルトゥルハイムが私にとってとても印象的でした。あの迫力を忘れることはできないです。
- クルトゥルハイム
キャンパスツアーで案内していただいた中で、一番印象に残った場所はクルトゥルハイム聖堂です。なぜなら、カトリックに特徴的な荘厳さを持ち合わせた上智大学にしかないスポットだと感じたからです。扉が閉まっていて中は見られなかったのですが、週末にはミサや卒業生の結婚式が行われるとお聞きし、由緒のある素敵な場所なのだろうなと想像が膨らみました。いつか扉の向こうを見られるチャンスが来たら、ぜひ見てみたいです。
- 7号館
上智大学と書かれている建物(おそらく7号館)が印象的でした。学部の事務などがこの建物にあると案内していただいたので、印象に残っています。
皆さん様々なところに魅力を感じたようで、こちらまで嬉しくなってしまいました。
ちなみに、Sophia Topicsではここで出てきた施設の一部や、キャンパスについて紹介している記事もありますので、「ちょっと読んでみたいかも!」と思ってくださった方は以下のリンクから是非! (宣伝を忘れないスタイル)
#119 Online Campus Tour(前編) 四谷キャンパスを巡る!
#120 Online Campus Tour(後編) あなたのお気に入りの場所はどこですか?
#099 上智ふしぎ発見! クルトゥルハイムの秘密に迫る
#077 図書館で世界一周!
まとめ
それでは最後に、イベント全体をふり返っての感想をまとめていきたいと思います。
- 当初は初めての対面での集まりということで知らない人と知り合うことができると期待していましたが、実際には時間の関係やソーシャルディスタンスの問題があり、春学期以前から知っていた人との交流に留まってしまっていたと思われます。
- 今回のイベントに参加して、今まで以上に四谷キャンパスでの学生生活が楽しみで待ち遠しくなりました。お話を聞いたり大学の施設を見たりして、これからの生活や勉強のプランをより具体的に想像することができた気がします。また、画面越しでしか話すことのできなかった友達と直接会うことができたので、このイベントがあってよかったです。イベントを企画してくださりありがとうございました。
- 大学の雰囲気を感じることができたというだけでもとても貴重な体験でした。運営してくださった皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
- 最初は友人と話せるだろうかなどと緊張していましたが、キャンパスツアーの中で友人に声をかけたりかけられたりを繰り返し、思ったより多くの友人と交流を持ち、話すことができました。秋学期もオンライン授業が決定し先行きが不透明な中、参加して本当に良かったです。オンライン上の友人からリアルの友人へと認識も変わり、学科の友人同士のつながりも強くなったのではないかと思います。
- SNSや画面上でしか見たことのなかった同級生や先生にお会いすることができて、とても嬉しかったです。また神学部は、学部のオリジナルTシャツを着て集まったため一体感があり、温かい学部にきたなと感じることができました。秋学期もオンライン授業となり、私は対面授業がありませんが、それでも頑張ろうと励みになる時間になりました。新入生のために準備をしてくださった全ての方に感謝致します。ありがとうございました。
全体をふり返ってみても様々な感想があるようですね。少し不満だった人、大満足だった人、いろいろな人がいると思います。
今年は本当に異例続き。私たち上級生もいつもとは全く違う1年を過ごすことになり、時に「なんで、どうして」と思ってへこんでしまうこともありますが、いきなり高校から大学という全く違う世界に、いつもとは全く違う状態で放り込まれることとなった新入生の皆さんは、それ以上にもっともっと大きな負担や不満、大変なことがあるのではないかと思います。
先ほども少し書きましたが、新入生の皆さんに忘れないでほしいのはとにかく
みんな皆さんを大歓迎している
ということ。困ったことがあったら周りの人に頼りながら、せっかくだから大学生活の1年目をできる範囲で精一杯楽しんでいただきたいです。
そして、またキャンパスで勉強できる日が来たら、今回のイベントのことも思い出しながら充実した大学生活を送ってください。
……なんだかまとめが長い。終わります!
それでは!